けんざんは、制度で決まった金額を条番号つきで計算するサイトである。所得税・労働基準法・国税通則法などで数式や金額が決まっているものを扱う。
計算に使う数値は、e-Gov法令検索の法令APIから取得した法令そのものを使っている。画面に出る数値には、どの条文のどの項・どの号から来たかを付けている。取得日と施行日は各ページの根拠の欄に出している。
けんざんが扱う範囲
- 所得と税額 所得税の税率、給与所得控除、退職所得、公的年金等控除、一時所得、譲渡所得(総合課税)
- 所得控除 基礎控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、障害者控除、寡婦・ひとり親・勤労学生、生命保険料控除、地震保険料控除、医療費控除、寄附金控除、雑損控除、全額が控除される保険料と掛金
- 減価償却 定額法・定率法・旧定額法・旧定率法、中古資産の耐用年数、資産名からの耐用年数、償却率表、少額資産の判定
- 申告と納付 過少申告・無申告・不納付・重加算税
- 労務 時間外・休日・深夜の割増賃金、年次有給休暇の日数、平均賃金・休業手当・解雇予告手当
扱わないものは、各ページの「この計算が扱っていないこと」に書いている。 土地・建物や株式の譲渡(分離課税)、延滞税、セルフメディケーション税制などがそれにあたる。どの法律にあるかまで書いている。
監修・品質体制
けんざんには税理士による監修がない。 そのため、扱うのは制度の説明と計算だけである。
どちらの償却方法を選ぶか、いつ資産を取得するか、どの特例を使うかといった判断は書いていない。制度上の選択肢を並べるところまでを扱う。実際に適用できるかどうかは、税務署または税理士に確認してほしい。
監修がないぶん、機械で確かめる仕組みを置いている。 公開の前に6つの関門を通す。
| 関門 | 何を見るか |
|---|---|
| 計算の検算 | 国税庁が公表している表・計算例との突き合わせ。道具ごとの内訳は検算の方法にある |
| 条文の表の総なめ | 条文の表を端から端まで当て、1点でも外れたら落とす。16本・19,629点 |
| 条番号の実在 | 書いた条番号が、その法令に条・項・号まで実在するか。5,136件を39本の法令と照合 |
| 根拠欄の法令名 | 表示される法令名が、条番号の法令と一致しているか |
| 文章の検査 | 判断を書いていないか。数値に条番号が付いているか |
| 計算欄の動作 | 計算がブラウザで本当に動くか。結果の各行に条番号が付くか |
どの計算を何と突き合わせているかは、検算の方法に道具ごとに書いている。 国税庁の公表表と照合できたもの、条文の表と全数照合したもの、条文に数が実在することだけ確かめたものを、混ぜずに分けている。
間違いがあったときにどうするか
計算の間違いが見つかった場合は、直したうえで、何がどう間違っていたかを残す。これまでに見つかった間違いは検算の方法のページに書いている。
法令が改正された場合は、法令APIからデータを取り直し、公開前の関門を通してから反映する。
使っているデータ
| データ | 出どころ | 取り方 |
|---|---|---|
| 条文そのもの | e-Gov法令検索の法令API | 機械で取得。改正版IDと施行日を各ページに出している |
| 償却率・改定償却率・保証率・耐用年数 | 減価償却資産の耐用年数等に関する省令の別表 | 同上 |
| 給与所得控除後の金額 | 所得税法の別表第五 | 同上 |
| 税率・配偶者特別控除・生命保険料控除の速算表 | 国税庁 タックスアンサー | 人が写し、機械で全域と突き合わせている |
| 算式・端数処理・備忘価額 | 国税庁 確定申告書等作成コーナーの計算例 | 人が写している |
| 資産の名前と別表の行の対応 | けんざんが判断したもの | 法令が保証しているのは別表の行と耐用年数だけである |
法令・告示は著作権法第13条により著作者の権利の目的とならない。このサイトが出す法令の数値は、自由に使ってよい。
数値と条番号は、機械向けにも公開している。 静的なJSON(/api/)と、AIエージェントから直接呼べるMCPサーバがある。
広告について
このサイトには広告と、成果報酬型の広告(アフィリエイト)を掲載する場合がある。掲載する場合は、その箇所に広告であることを明示する。
広告の掲載によって、計算に使う数値や条番号を変えることはしない。数値の出どころは法令であり、広告主によって変わるものではない。
お問い合わせ
計算の間違い、条番号の間違い、法令の改正に追いついていないところを教えてほしい。問い合わせに連絡先と、連絡してほしいことを書いている。
個別の税務相談には答えられない。 監修がないためである。