幸福度ランキング1位のフィンランド・なぜ?日本とは何が違う?

2024年のSDSNによる世界の幸福度ランキングでフィンランドは1位、さらに2018年から7年連続で幸福度ランキング世界1位となっています。

なぜこんなに国民の幸福度が高いのか、気になりますよね。

フィンランドといえば冬は寒くて長いし、太陽もほとんど出ないという、かなり地理的な条件は悪いような気もします。その変わり夏は北の方では太陽が沈まない白夜となり、南の方でも太陽はほとんど沈まなくて0:00~4:00に暗くなる程度。夏は最高の季節となっています。

幸福度が高い理由を、フィンランドに住んでいる僕なりに理由を考えてみました。

フィンランドの幸福度高い理由

フィンランドの幸福度が高い理由を6つの視点から考えてみました。

  • 木が多い
  • ワークバランスがいい
  • 教育がいい
  • サウナがある
  • 福祉が充実
  • 信頼がある

それぞれについて解説します。

木が多い

国土の75%は森林で、都市でも木が多く、首都の建築物が多いヘルシンキでも木がたくさんあるんです。

木があるとなぜいいのかというと、木はメンタルヘルスにいい影響があるらしいです。フィンランドではそういうことも考えて街づくりがされているようです。

逆に周りに木が全然ないと、メンタルヘルスには悪いです。日本の都市部では、あまり木がないのでメンタルに良くなくて幸福度も下げていると想像できますね。

ワークライフバランスがいい

フィンランドではわーライフバランスを上手く取っているようです。

平均的な労働時間は週35時間で、だいたい4時には仕事が終わる。残業はほぼ無くて、あったとしたら他の日にその分はやく帰ったりしています。または残業代をもらう場合もあり。また残業を頼まれても、やりたくなければ断ります。

週40時間以上仕事をさせると、法律的にダメなラインに近づいてしまうようです。

また、大抵の労働者は、年に4週間以上の夏休みが取得できます。その他、春と秋に1週間、クリスマスに1週間程度の有給休暇を取得しているようです。

日本のようなブラック企業は存在しなくて、もしも残業代を払わないような企業があったとしたら従業員はすぐに通報して会社を辞めてしまうのではないでしょうか。その理由は、仕事を辞めて無職になっても、社会保障が手厚いので生活できなくなるという心配がないから。失業保険がしっかりもらえるし、もしも今までの職と違うことをやってみたくなり勉強が必要であれば、大学に無料で通うことができるので。

こういう無茶な働き方をしないで、しっかり休みを取れるという仕組みが、幸福度を上げていると思われます。

 

教育がいい

フィンランドでは、学校に行く費用は全部無償となっています。全部公立なので、どこの学校がいいかとか、悩むこともないです。

教育の質は、世界でも高く評価されていて、学校生活を送っている学生にもいいようです。

小学校1年生は1日4時間・週5日の20時間の授業。中学校では30時間、高校も30時間と時間数が日本に比べて少ないです。

制服のような外見に関する決まりもなく、自由です。

またデジタル化が進んでいて、高校ではノートパソコンが支給されて、教科書やノートは全部そのパソコンを使用しているそうです。

 

教育の質が高い理由として、先生は全員大学院卒ということがあると思います。先生の質が高いので、子供達のどんな質問にも大抵答えられるし、どうやって調べればいいかを教えてくれるそうです。

日本では、先生になるのは大学の学部を出ていればいいので、フィンランドの先生ほど質が高いとはいえないでしょう。また、すぐに答えを教えてしまいそうですので、この教え方のスタイルの違いは大きそうです。

教育の考え方も、「特異なもの・教科があればそれ伸ばせばいいんじゃないか」というスタイル。日本のように5教科全てでいい点を取ろうとすると、どうしても苦手な教科で躓いたりしますが、得意なことを勉強するので楽しく習得できそうです。

大学も、行きたい人が行くという感じ。大学も無償なのでお金の心配はなし。高校を卒業してすぐに大学に行かなかったとしても、働いた後にやっぱり大学に行きたくなった場合も、無償で大学に入れます。学びたくなったらいつでも行けるというのはいいですね。

日本では、大学にいかないといけない雰囲気があって、お金がかかるから借金してでも大学に行くし、大学に行かないとろくな就職先がないと思われている。また、一旦高卒となって場合は、なかなか大学に入ることはできないですね。

誰でも平等に教育が受けられてその質は高く、一旦働いたとしてもまた勉強しやすいという社会システムは、確実に幸福度を上げているといえるでしょう。

 

サウナがある

サウナが多いということも幸福度を上げていると思います。

フィンランドは人口約550万人に対し、サウナは330万個。大抵の家にはサウナがあるんです。

日本でも使われている「サウナ」や「ローリュー」という言葉はフィンランド語から来ています。

人見知りが多いフィンランド人ですが、サウナに一緒に入って仲良くなれることもあり、サウナが心のバリアを取り除く効果があると想像できます。

福祉が充実している

フィンランドは福祉の国と言われています。

社会的な支援が手厚く、たとえ失業したり病気になったりしても、生活できなくなる不安がないです。また子供が生まれた場合も、手厚い支援があるので子育ての不安もない。

その代わり税金がとても高いですが、保証がしっかりしているという安心感があるので、みんな税金を払うのだと思います。

 

ちょっと極端な話になりますが、フィンランドではたとえ殺人を犯しても塀の中である刑務所には入れられなくて、普通の民家でここから外に出てはだめという程度に隔離されるそうです。これは殺人者になったのは社会が悪いという考えだから。
民家で普通に生活して、料理をして野菜を作って、普通の生活はこういうものというのをわかってもらい、普通の生活ができるようになったら外に出る。そしてちゃんと仕事について生活できるようにするということだそうです。

『社会の仕組みで不幸な人を作らない』という理念が根付いているのでしょう。

信頼がある

フィンランド人は、信頼が強いと言われています。

どういうことかというと、教育・政府・企業・将来・仕事・隣に住んでいるご近所さんに至るまで信頼を寄せている人が多いのだそう。

だから何か悪いことが起きたとしても、「誰かが助けてくれる。何とかなる。」という意識が強いらしい。

まとめ

フィンランドが幸福度ランキング1位となった理由について、僕なりの考えをまとめてみました。

なかでも社会保障と教育に関することが大きな理由だと思います。

日本でも、ここまでの社会保障は無理だとしても、教育に関しては取り入れられることもあるのではないでしょうか。

また、いくつになっても大学で学べて、新しい知識を身に付けてやり直すことができる社会って素晴らしいと思います。

もちろんフィンランドもこのような良い所もあればそうでないところもあるのですが、今回はフィンランドのいいところ、国民の幸福度が高い理由について、お伝えしました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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